昨年の話になりますが・・・・11月に開催されましたJAPAN TEX 2015に行って参りました(今更ではございますが、自身の記録としても活用しておりますので今年も掲載します)
昨年までの様子はこちら→
JAPAN TEX 2014 JAPAN TEX 2013
まずは壁紙と床材から
コーディネートはここ数年人気のあるグレージュ色(グレーとベージュを掛け合わせた色)が中心です。イエローやブルーの差し色も、はっきりとした色合いではなくグレイッシュ(グレーを混ぜたような色合い)です。金属や木材系のインテリアは光沢を出さずにマットな仕上げの物が多く、穏やかで落ち着いた雰囲気です。
こちらの床材は落ち着いた色合いの中にアソビゴコロが↓↓華やかですが、控えめな色使いでとても品が有りました。
こちらは扉に見えますが、壁紙です↓↓トリックアートみたいですね。
ブラインドもグレイッシュに似合うカラーバリエーション↓↓
日本の伝統色には『藍鼠(あいねず)』『葡萄鼠(ぶどうねず)』などグレイッシュな色が多いので、潜在意識的になじむ色合いで、それがここ数年の人気の理由なのかも知れませんね。
イメージがガラッと変わって、こちらはポップなお花の外水栓↓↓
ピクチャーレールの展示も大人気でした。ピクチャーレールというと『壁を傷つけずに絵画を飾るための物』というイメージでしたが、レール自体のカラーも豊富で、ドアや壁にカラフルに取り付けてインテリアを楽しむためのツールに。
最後に檜皮葺(ひわだぶき)の実演をご紹介致します。
樹木の皮を使った屋根ですと『杉皮葺』という物も有るそうです。杉は立ち木の状態で皮を剥ぐと枯れてしまう為、木を切り出して皮を剥ぐそうですが、檜は立ち木のまま皮を剥いでも枯れずに外皮が再生するそうです。
少し調べてみましたら、千葉県ですと香取神宮の本殿は檜皮葺だそうです。もしも参拝の機会がございましたら、是非屋根にもご注目下さい。